平成21年度米沢鷹山大学まちづくり人財養成講座の様子

米沢鷹山大学まちづくり人財養成講座とは

この講座は「米沢市まちづくり総合計画第1期実施計画登載事業」として、平成18年度から20年度の3ヵ年にわたり受講生を募り実施しました。新たに米沢市 協働推進条例が21年度に制定され、関連事業として引き続き講座を実施するものです。

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講座実施の背景

1.米沢市生涯学習振興計画(平成14年策定)に基づく施策として

 本市の目指す生涯学習=「市民主体の生涯学習によるまちづくり」

 基本構想=生涯学習によって人づくりを行い、人づくりをまちづくりに繋げること

 基本目標=「米沢鷹山大学の整備・充実」と「生涯学習推進体制の整備」

「米沢鷹山大学の整備・充実」のために学習機会の提供や学習活動の支援に努めてきました。さらに「学びの成果の評価と活用」施策を充実させたいという思いがありました。また、「生涯学習推進体制の整備」として「庁内の生涯学習推進体制の整備」をさらに進めたいとの思いもありました。

2.「米沢市まちづくり総合計画」(平成18年策定)で掲げたまちの将来像を実現するため

 将来像=「豊かさとやすらぎ 共に創り上げる ときめきの米沢」

   基本=「協働のまちづくり」

新しい総合計画では、「協働のまちづくり」が基本になっています。その計画の実現のために生涯学習担当部局としてできること、行うべきことを考えました。

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講座の目的

「豊かさとやすらぎ 共に創り上げる ときめきの米沢」の実現を目指し

(1)自分の住むところを「共に創り上げる」ための学びの場を提供すること

(2)市などへ各種提言等を行うことができる人、地域の財産となる人を養成すること

(3)市民と行政との連携を深め、学びの成果を庁内で活かすシステムを作り庁内の生涯学習推進体制の整備を進めること

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講座プログラム

講座プログラムは、こちら【PDF】 をご覧ください。

【PDF】をご覧の際、必要です

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講座の内容

全12回の連続講座。以下の3つの学びを組み入れてカリキュラムを作成しました。

(1)「まちづくり」に必要な視点や市民と行政との協働のまちづくりの先進事例の学び

(2)市の現状や計画についての学び

(3)提言書作成方法の学びと、作成演習をとおしての学び

  • 1回目  開講式 米沢市副市長・オリエンテーション・講義「まちづくりの提言をするとは」講師 福島大学 経済経営学類 教授 山川充夫 氏
    開講式・オリエンテーションのあと講義がスタート。
    米沢市副市長あいさつ・「市民の皆様から出される実態に即した提言と行政が共に力を出し合いまちをつくり上げる時代です。よりよい提言を楽しみにしています。」 引き続き、講師 福島大学 経済経営学類 教授 山川充夫 氏より、 協働とはなにか →「それ自体が目的ではなく、共通の目的を実現するための手段・手法。最終目標は分権型社会における『真の地方自治』を確立すること」。 まちづくりを協働するには「市民側にパートナーとしての主体があることが重要」「協働型まちづくりの推進には、市側から協働のパートナーとしての主体を発掘する働きかけにとどまらず、市民側からの課題提起を対等平等の観点から受けとめられる制度や環境の整備が大切」とご指導いただいた。
  • 2回目    「まちづくりと私」 講師 米沢市長 安部三十郎、「前年度のプレゼンテーション受講」・グループ編成「まちづくりスタート」
    演題「まちづくりと私」 講師 安部三十郎米沢市長は、手づくりの紙芝居で米沢の未来プラン・「豊かさとやすらぎ 共に創り上げる ときめきの米沢」の実現について講義しました。引き続き、前年度のプレゼンテーション、「理想のバスシステムの在り方〜新しい市民バス運営の提言〜」について相田克平氏にご講義いただきました。 ・「まちづくりスタート」・グループ編成は、まちづくりに関して興味のあるテーマを申込時に提出し、研究テーマを設定する。テーマを大分類しグループ化しました。各グループに分かれて、それぞれの研究テーマを絞っていきました。提言内容は、講座受講を重ねながら、グループごとに集まり決めていきます。
  • 3回目   事例研究@「協働・共創によるまちづくり」 〜まちおこしはリーダーづくり〜」講師 地域政策プランニング代表 福田志乃 氏
    地域政策プランニング代表 福田 志乃 氏を講師に迎えました。 全国のまちづくりの成功事例やまちづくりの手法及び発想・考え方などを伝授していただきました。
  • 4回目   市の政策「米沢市まちづくり総合計画」「米沢市協働推進条例」「米沢市の財政」を学ぶ。講師 市職員
    市の政策「米沢市まちづくり総合計画」の全体像と「米沢市協働推進条例」の内容や「米沢市の財政」の厳しい現状を市の職員が講師となり学びました。提言に向け7回目の講義(出前講座行政編)の内容を検討し、出前講座メニューから選択し、テーマにあった 行政分野での講師の選定をしました。
  • 5回目   「まちづくり提言の組み立て方」を学ぶ。講師 福島大学教授 山川 充夫 氏
    「まちづくり提言の組み立て方」を学びました。講師は福島大学教授 山川 充夫 氏。グループでテーマに沿って考えられる問題やプランをポストイット(大きな付箋紙)に各自記入し、第一段階としてすべて出し切る事が、まちづくりプランをまとめる手法。その後、大きな紙に貼り付け、同じものをまとめていく。 意見が合わない人の話をじっと聞くこともまちづくりには大切なことなどを学び、ゼミナール形式で行われました。提言に向けグループごとに7回目の講義(出前講座)の講師を選定しました。
  • 6回目  事例研究A「俺は地域おこしの仕掛け人」 講師 且l万十ドラマ 代表取締役 畦地 履正 氏
    『故郷を良くしたい!自分はそんなに儲からなくても良いから、中山間地のおばちゃんたちの小銭を稼ぎたい』と言う信念と情熱に脱帽でした。元農協職員の底力で地域の宝物をみつけ、産業にする力を教えていただきました。 捨てていたヒノキ廃材をコースター状に切断し、ヒノキ油に浸し販売。また、地元高知銀行の景品にしていただき、会社の信用度を高めた戦略。地場産の栗で渋皮煮を製造。目標1億円売れれば十分という割り切りながらも、栗ペーストを加工、国産の安心な材料として菓子メーカーにも販売するなどアイディアが湧き出している感じでした。アイディアだけでなく販路の確保とブランドづくりは説明できないくらいしっかりしていました。こんなに儲け話を披露して大丈夫ですか、の問いに対し、全然心配ありません。真似できませんから。と自信まんまんの返答。畦地さんは凄い人でした。 地域の活性化や環境問題など四万十川をきれいな姿で将来へ引き継ぐという切り口で多くの人の共感を得られている。販売商品には、成長の原動力として受け入れやすい物語が存在していました。無から始める勇気と続ける力は経営者やまちづくりをしている方々にとって一番聴きたいところですが、次のようなお答えでした。 『やり切ることが大切。…やり切ることで初めて違う景色が見えたり新たな人脈が生まれるんです』。 終始笑顔でお話いただきましたが、こんなパワフルな人が米沢に一人ほしい・・・・。という感じでした。米沢は気に入ったのでまた来ます。とおっしゃって頂きました。高知から遥々ありがとうございました。次回は、もっと多くの人に聞いていただきたいと思います。
  • 7回目    「出前講座@(行政編)(米沢市まちづくり出前講座メニューから選択)」   グループごと政策提言書作成
    観光グループ「滞在型の観光地にむけて」講師 米沢市観光課職員 はじめに、米沢市の概要を説明し、本題に入った。なぜ、滞在型観光なのか。着地型旅行とは。米沢市の取組み。着地方旅行の課題 最後に質問コーナー。講師が配布した資料をもとに講義を進めた。

    観光資料1【PDF】

    観光資料2【PDF】

     
  • グループ独自調査活動 限界集落グループ
    少子高齢化と人口減少が著しい南原地区を地区の人とそうでない人で、現地の歴史や自然と隠れた宝などを確認し、地元のそばを食べながら地域の活性化と 問題の解決、南原の観光開発などを話し合った。
  • 8回目    「出前講座A(関心分野の講師・内容を選択)(グループごとに決定)」  グループごと政策提言書作成
    農業グループ・限界集落地域開発グループ・観光グループ「体験型の農業及びグリーンツーリズムにむけて」講師 高畠町 ゆうきの里さんさん 遠藤周次 氏 (※グリーンツーリズムとは:農村や漁村での長期滞在型休暇。都市住民が農家などにホームステイして農作業を体験したり、その地域の歴史や自然に親しむ余暇活動) 都会から農業体験者を迎え、自然の豊かさと住民の人柄に惹かれ、農業者として移住される方々が多いこの地区の魅力は何なのか。それは、町民が体験者や移住者を よそ者として対応せず、地元民として共生して農作業をすることがポイントのようであった。詳しくは、ゆうきの里ホームページをご覧いただきたい。 前回の四万十ドラマの畦地氏もこの団体の遠藤氏も営農担当の元JA職員である。「まちづくり活動をする時、営農経験のJA職員OBを仲間に入れると良い。」と今講座3回目の講師、地域政策プランニング代表 福田志乃 氏 よりご指導いただき、そのときは半信半疑であったが、ここまでの講座でその理由がよくわかった。この方々は、農家の懐事情をよく理解し、地域の隠れた能力や財産を知っているからということであった。 最後に質問コーナー。 ※ゆうきの里とは この里は1973年から始められた有機農業運動誕生の地であり、本物の農村づくりに勇気を持って挑戦する、悠気(ゆったりした力)のある村です。 高畠町の和田は米沢市の北隣 まほろばの里の南東部に位置し、標高300mの中山間地帯で、奥羽の尾根から清流が注ぐ稲田は、作物の健康を育み、豊かな稔りをもたらしてくれます。 高畠町には、約30年前から若者が中心となった有機農業運動のたゆみない足跡があり、生命と環境にやさしい農の未来を目指してきました。全国に先駆けた健康と安全を基本とする農の探求の里が「ゆうきの里」です。
  • 9回目    「まちづくりとコミュニケーション」 〜だがしや楽校の事例から〜  講師 東北芸術工科大学教授 片桐隆嗣 氏
     「まちづくりとコミュニケーション」-だがしや楽校の事例から  「逢色プロジェクト 逢うは遭いより出でて会いよりも深し」→活動を通して学生と地域の人が出遭う→人が持つ色(個性)が出会うことでより深い個性が生まれる→「離れていても、また逢いたい」お互いを思いあえるような関係になる  実践活動事例として→田麦野に東北芸工大生が泊り込みでデザインしながら地域と連携していく方法をご教示いただいた。

  • 10回目   「提言その後の活動について」  講師 宇都宮大学教授 廣瀬 隆人 氏
    「まちづくりは“探険・発見・ほっとけん!”…課題や問題は地域力向上のチャンス」 「例えば、悪政は市民の連帯を進め、自治力を高めるチャンスになる」 「社会教育の目的ってなんですか?」 「自治力の向上以外にない!」など、いつも鋭い切り口でご指導いただきありがとうございます。
  • 11回目   演習プレゼンテーション最終確認  講師 福島大学 経済経営学類教授 山川充夫 氏
    グループごとにまとめたそれぞれの提言をもとに、山川教授から改善点を指導。
  • 12回目  「まちづくりの提案」プレゼンテーション・終了式
    「まちづくりの提案」プレゼンテーション 伝国の杜大会議室で行いました。午前中はリハーサルを行いました。午後からの本番では、市長、教育長他、たくさんのお客様にお越し頂き、米沢を良いまちにしたいという熱い思いを受講生の皆さんに提言していただきました。プレゼンテーションのあと、提言書を市長に提出しました。

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「まちづくりの提案」プレゼンテーション & 提言書

【PDF】をご覧の際、必要です

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